投資を始める前に。まずは「支出をととのえる」という王道から。

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 「どうやったらお金が貯まりますか」というご質問をいただくことがあります。これに対する私なりの答えは、少し意地悪に聞こえるかもしれませんが、「使っているからです」の一言に尽きます。

 「そんな身も蓋もないことは分かっている」とお叱りを受けそうですが、やはり家計管理に裏技はありません。ネットにあふれる家計相談の記事を見ても、王道は常に同じです。支出を振り返り、本当に必要なのか、不要なものにお金を使っていないかを徹底的に精査していくこと。これしかありません。

 「要るのか、要らないのか」。 家族にまでそれを強要してギスギスする必要はありませんが、少なくとも「自分にとって」その支出が本当に必要なのかどうかを熟考すること。これこそが、投資のテクニックを学ぶよりも一番最初にやるべきことです。

 例えば、私が「まずスマホのキャリアを格安プランにしましょう」と提案したとします。そこで「よく分からないから、今のままでいいや」と流してしまうのは、本当にもったいないことです。せっかく自分が現状を変えようと踏み出しかけた一歩を、自らあきらめることになってしまいます。分からないことにも、ぜひ一歩踏み込んでチャレンジしてみてほしいのです。

 支出をととのえることができれば、自然と投資に回すための「種銭」が増えていきます。もちろん、浮いたお金をそのまま「自分へのご褒美」に使ってしまっては元も子もありませんが、そうして生み出した原資が、将来の自分を助けてくれる確かな資産になっていきます。